展覧会
土門拳の弟子、藤井武の写真展。 熊谷守一を数ヶ月かけて撮影した作品。 映画モリのいる場所そのもの。 映画もこの写真たちも熊谷守一さのものを切り出している。 熊谷守一に寄り添う猫が可愛らしい。
あらためて鑑賞できた作品を更に見入ってしまう。特に「平等院鳳凰堂阿弥陀如来坐像見上げ」は、金色で眩い阿弥陀如来の周囲に、さりげなく深い陰影で映された菩薩に気づき妙に惹かれた。 妙に惹かれたと言えば初めて観た作品になるが、「渡岸寺の十一面観音…
イスラエル博物館が所属するピカソ作品を版画を中心に観ることができた。 これだけ多くの版画を作成していることを知りました。写実的な側面、幾何学的な側面、抽象的な側面。色々な表現を取りながら、それらの背景に作者の精神性を感じさせる作品ばかりでし…
ブダペスト国立工芸美術館のコレクションから約170点もの作品が来館している。 濃紫地金彩昆虫文蓋付飾壺 ミントン社 「日本の美術を西洋がどのように解釈したのか?、日本の美術や工芸が西洋にどのような影響を与えたのか?」 牡牛図フリーズ装飾陶板(ビゴ…
ルネ・ラリックの作品が朝香宮邸に並ぶ贅沢な展覧会。 自然、古典、文化などをモチーフに作られていることがよく分かりました。 花瓶 雌鹿 テーブルウェア ニッポン 花瓶 ラングドック 何より、朝香宮邸におかれることで、日常の美として感じられました。 新…
西洋と東洋の香りの器を集めた展覧会。 魅力溢れる香りを魅力ある形に。 実際、道具として使われていた時は、使用者にとっては更に魅力的なものだったのだろうと想像してしまう。 香水の使用が社会で広がり美的文化の醸成に繋がったのだろう。 2000年でガラ…
原美術館、最後の企画展に行ってきました。 最後の企画展は、うつりゆく時をすくう感慨深い内容でした。 アールが美しくモダンな建物は、現代アートと自然にとけこむ素敵でした。 閉館してしまうことは残念ですが、その前に素敵な時間を過ごすことができまし…
庭園にある現代アートを眺めながら散策も楽しい美術館。 オディロン・ルドンの生誕180年を記念して、モノクロームの世界が堪能できる展覧会が催されていました。 陰気な景色の中の狂人 沼に咲く花 悲しそうな人間の顔 心の隅に隠れている物語のような不気味…
日本で最初の公立近代美術館。 逗子駅からバスで20分ほど。海岸沿いにあり、潮騒を聴きながら穏やかに過ごすことが出来ました。 せっかくなので企画展を鑑賞してきました。驚くほど人がおらずほぼ貸切。とても贅沢な環境でした。 「生命のリアリズム」という…
日本の美意識に根ざした工芸作品を紹介する展覧会。 日本の美意識。 定義が難しく、どの様なものだろうと考えてしまうが、同じ日本人として心の琴線に触れたものがそうなのかもしれない。 同世代の工芸家たちの素晴らしい作品と出会える展覧会でした。 見附…
日本中の仏像という仏像を撮れば、日本の歴史も、文化も、そして日本人を理解できる 昔から日本人の心の拠り所である仏像から日本人を探ろうとは。 共感し、そしてこの発想に驚嘆した。 「平等院鳳凰堂阿弥陀如来坐像見上げ」、「法隆寺東院夢殿行信僧都坐像…
1972年から丸の内仲通りを中心に行われているアートギャラリー。 数年に一度作品替えが行われている。 三沢敦彦 animals 虹色の目が印象深く足を止めてしまう。 丸の内オアゾ前にも作品が設置されていた。
19世紀末から現在までの日本近代美術の流れを所蔵作品通して観ることができる。 年間数回、作品替えを行ってるそうなので定期的に訪れたいと思う。 横山大観 布袋図 古賀春江 海女 アンリ・マティス 緑のハーモニー 中村正義 源平合戦絵巻 修羅 中村正義 源…
1910~60年頃にかけて、日本の知識人・美術愛好家・美術作家たちのアジアへの憧憬をテーマにした企画展。 思わず魅入る作品が多数あり、自身の中にもアジアへの憧憬があるのかもしれないと感じた。 杉山寧 雲崗5窟 如来像 杉山寧 雲崗8窟 如来像 石黒宗麿 千…
この企画展を最後に閉館し、金沢へ工芸館は移転してしまいます。 所蔵作品をじっくり鑑賞できる貴重な企画展でした。 音丸耕堂 彫漆薺文茶入 大島如雲 鋳銅大膽瓶 鈴木長吉 十二の鷹 三輪壽雪 鬼萩割高台茶碗 加藤土師萌 緑地釉裏金装飾壺
空間にゆとりがあり、気持ちよく鑑賞を楽しめる美術館でした。 「アルルカンとピエロ」アンドレ・ドラン まず絵の大きさに驚く。明るい衣装に反した、空虚さを漂わせる表情。恐怖をかんじさせる。 「婚礼」アンリ・ルソー 平面的な描写の中に、非現実的な雰…