ブダペスト国立工芸美術館名品展:パナソニック汐留美術館
ブダペスト国立工芸美術館のコレクションから約170点もの作品が来館している。
濃紫地金彩昆虫文蓋付飾壺 ミントン社
「日本の美術を西洋がどのように解釈したのか?、日本の美術や工芸が西洋にどのような影響を与えたのか?」
牡牛図フリーズ装飾陶板(ビゴ・パビリオンの一部) ポール・シューヴ
このテーマを聞いた時、「19世紀後半に日本が最先端の文化圏である西洋に影響を与えることなどあるのだろうか?」と不思議に思いました。
樹文花器 ビレロイ&ボッホ製陶所
しかし、多くの作品に、偶発性の変化を味わいとして取り入れようとした感が伺えました。
確かに、何らかの影響を与えたのかもしれないと感じるようになりました。
狩りをする雌ライオン像 シャーンドル・アパーティ・アブト
釉薬の変化や光の変化によって、写実性の高い作品がより表情豊かに変化している気がしました。
この展覧会で、エオシン彩という技法を初めて知りましたが、玉虫色に変化する光がとても魅力的でした。